ハーミズ・パン Hermes Pan

アメリカのダンサー、振付師。(1909.12.10~1990.9.19 米テネシー州生)
本名:ハーミズ・パナジオトプロス

幼少時から、踊ることが好きで、特に黒人の踊りを真似て踊るのが得意だった。

最初のダンスの仕事は、10代の頃に、酒場の余興程度のチップ稼ぎだったそうだが、どうやらダンスで食っていこうという強い気持ちがあったわけでもなかったようで、後にブロードウエイ入りしたときには、「シンガー」だった(歌える人なのである。聞きたいものだ)。

パンは、アステアともっとも多くの仕事を共にした振付師である。アステア=ロジャースの振付師として有名だが、ジンジャーとのコンビを解消したアステアとも、度々一緒に仕事をしている。
面差しが、不思議とアステアに似ていて、無名のころは「アステアそっくりなダンサー」と言われたらしい。
アステアは、彼を常に「パン」と呼んだ。
アステア=ロジャースのコンビのダンスで、多忙なジンジャーに変わって、アステアの相手役でステップを踏んだのはパンである。また、作品で聞くジンジャーのタップ音は、実はパンのタップ音である(タップの音は、アフレコなので)。
アステアは、彼のダンサー歴の最後を飾るTVシリーズでも、パンを3回起用している。アステアにとっては、気心の知れた、一緒に仕事をしやすい仲間だったようである。

パンが振り付けを行ったアステア映画

「空中レビュー時代」
「コンチネンタル」
「ロバータ」
「トップ・ハット」
「艦隊を追って」
「有頂天時代」
「踊らん哉」
「踊る騎士」
「気儘時代」
「カッスル夫妻」
「セカンド・コーラス」
「ブルー・スカイ」
「ブロードウエイのバークレー夫妻」
「土曜は貴方に」
「レッツ・ダンス」
「絹の靴下」
「フィニアンの虹」
以上、17作。

パンが振り付けを行った、アステアのTV番組

「今宵アステアと共に」
「また今宵アステアと共に」
「アステア・タイム」

 ※旧ブログ時代にこの記事にいただいたコメントはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加