アステアの出演映画

カッスル夫妻 The Story of vernon and Irene Castle

更新日:

●1939.3.31 RKO
●日本公開1940(RKO配給)

キャスト  役名…俳優名

ヴァーノン・カッスル……フレッド・アステア
アイリーン・カッスル……ジンジャー・ロジャース
マギー・サツーン……エドナ・メイ・オリヴァー
ウォルター……ウォルター・ブレナン
ルウ・フィールズ……ルウ・フィールズ
フート夫人……ジャネット・ビーチャー
アウベル(父)……エチエンヌ・ジラルドー
大佐……ラッセル・ヒックス
株式仲買人……ブルックス・ベネディクト
ホテルの支配人……ドナルド・マクブライド

ストーリー

実在のダンスカップル、カッスル夫妻の伝記。

ヴァーノンは、ダンスの好きなアイリーンと出会い、二人で斬新な社交ダンスを考案するが、なかなか世間に披露する機会を得られない。苦しい生活の中、パリに渡り、興行主に認められ、突然にスターとなる。

大成功とともに、アメリカに返り、アメリカでも人気者になる。社交ダンスをするカップルが、全員カッスル夫妻をまねて踊るほどに、カッスル・ウォーク(カッスル夫妻のダンスのスタイル)が浸透する。

しかし、ヴァーノンが第一次世界大戦に従軍し、事故死。アイリーンは、亡きヴァーノンと、彼とのダンスの日々を偲ぶ。

ミュージカル・ナンバー (★はアステアのナンバー)

Oh, You Beautiful Doll
Glow-Worm
By the Beautiful Sea
Row,Row,Row
Yama Yama Man
Come,Josephine in My Flying Machine
By the Light of the Silvery Moon★
Cuddle Up a Little Closer,Love Mine
Only When You're In My Arms★
Waiting for the Robert E.Lee★
The Darktown Strutters' Ball
Too Much Mustard★
Rose Room★
Tres Jolie★
When They Were Dancing Around★
Little Brown Jug★
Dengozo★
You're Here and T'm Here==Chicago==Hello,Frisco Hello==Way Down Yonder In New Orleans==Take Me Back to New York Town(メドレー)★
It's a Long Way to Tipperary
Hello,Hello,Who's Your Lady Friend?★
Keep the Home Fires Burning
Smiles
Destiny Waltz==Night of Gladness==Missouri Waltz(メドレー)★
Over There

その他情報

  • アイリーンは、自伝が映画化されることがあれば、ヴァーノンを演じるのはアステアに、と以前から決めていたという
  • 本作は、RKOのアステア&ロジャース映画の最終作。この作品で終りにすることは、あらかじめ決まっていた
  • RKOが、本作が「最後のアステア&ロジャース作品」と発表すると、ファンたちの間にショックが広がった。アステアの元には、「ジンジャーとのコンビを解消したら、お前の子供を殺す」との脅迫状まで届いた
  • ストーリーは、アイリーン・カッスルの自伝に、回想を加えたもの
  • アイリーン・カッスル自身が衣裳を担当。当時の衣裳を再現することにこだわり、撮影にもうるさく口を出したので、監督はじめスタッフは手を焼いた
  • ジンジャーは、後年のインタヴューで「衣裳に口を出す気持ちは分かるが、怒り出したアイリーンと一緒に仕事をするのはつらかった」と証言している
  • アイリーンのために、撮影が難航していたが、撮影の途中で、アイリーンは政治キャンペーンに夢中になり、撮影現場に来なくなった。スタッフは大いにホッとしたそうな
  • 完成した映画を、アイリーンは気に入ったらしい(散々文句を言ったくせに)
  • ダンサーになる前のヴァーノンのシーンでは、付け鼻をつけ、熱々お絞り攻撃や石鹸の泡攻撃、かつらに着火攻撃など受けるアステアが見られる(要するにヴァーノンは、「体張り系コメディ役者」だったのである)。貴重といえば貴重な映像なのだが、アステアファンの中にはこういうシーンを好まない人もいるかもしれない
  • 楽曲は、1曲を除いて、実際にカッスル夫妻が活躍した頃のナンバーを使用
  • アステア&ロジャース映画のラストとしては、唯一の「死別」である
  • 夫婦をめぐり合わせた犬の「ゾーイ」が意外と名演技
  • 実在のダンサーの生涯をなぞっているので、アステアのあまりに独創的なステップは、本作では封印されている
  • アイリーン・カッスルは、「アイリーン・ボブ」というヘアスタイルを流行させた。したがって、ジンジャーもボブで撮影してしかるべきだったが、実は長い髪で撮影している。これは、ジンジャーが「風と共に去りぬ」のオーディションを受けるために、髪を切れなかったためである
  • アステアは、実際にカッスル夫妻の舞台を子供の頃に見て、尊敬していた。アステア姉弟コンビは、カッスル夫妻のステップを参考にし、アレンジして取り入れることもあった
  • 私見だが、自伝の映画化だからか、本作は非常に「説明的」だと感じる
  • ヴァーノンが空軍の飛行機乗りとして活動するシーンは、意外と長い時間を割かれ、事故を回避しようと必死になって操縦するアステアが見られちゃったりする
  • ウォルター・ブレナンの無駄遣いではないのかという気がしないでもないが、何回も見ていると、ウォルターがこの映画にどうしても必要だったと思えてくるのが不思議である

スタッフ

製作……パンドロ・S・バーマン
アソシエイト・プロデューサー……ジョージ・ヘイト
監督……ヘンリー・C・ポッター
助監督……アーガイル・ネルソン
原作……アイリーン・カッスル
台本……オスカー・ハマースタインⅡドロシー・ヨースト
脚本……リチャード・シャーマン
撮影……ロバート・デ・グラス
特殊撮影……ヴァーノン・ウォーカー
美術……ヴァン・ネスト・ポルグラス
音楽……ヴィクター・バラヴォール
振り付け……ハーミズ・パン
メイク……メル・バーンズ
録音係……リチャード・ヴァン・ヘッセン
スチール……ジョン・ミール

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