スイング・ホテル Holiday Inn

●1942.6.15 パラマウント
●日本公開1947 (パラマウント提供 CMPE配給)

キャスト  役名…俳優名

テッド・ハノーヴァ……フレッド・アステア
ジム・ハーディ……ビング・クロスビー
リンダ・メイソン……マージョリー・レイノルズ
ライラ・ディクソン……ヴァージニア・デール
ダニー・リード……ウォルター・エイベル
メイミー……ルイーズ・ビーヴァース
ダンス・エキストラ……ブルックス・ベネディクトラルフ・ブルックス

ストーリー

ジム、テッド、ライラは、トリオで仕事をしている。ライラは、ジムと結婚の約束をし、その気になったジムは結婚の準備をしていた。ところが、ライラはテッドと結婚し、ショックを受けたジムは芸人をやめてしまう。

一年後、ジムは芸人志望のリンダと、週末だけフロア・ショウでお客を入れるホリデイ・インを、共に開業することになる。
ホリデイ・イン開業の日、テッドが突然訪ねてきて、
「ライラに逃げられた」
という。
その夜リンダと踊ったテッドに嫉妬し、ジムは二人が親しくなるのを妨害しようとする。しかし、ジムの態度を男らしくないと怒ったリンダは、テッドについて行き、たちまちハリウッドのスターになる。

テッドとリンダの婚約発表を知り、リンダをあきらめきれないジムは、リンダを訪ねて行く。本当はジムを愛していたリンダは、ジムの愛を受け入れる。

ミュージカル・ナンバー  (★はアステアのナンバー)

I’ll Capture Your Heart Singing★
Lazy
You’re Easy to Dance With★
White Christmas
Happy Holiday
Let’s Start the New Year Right
Abraham
Be Careful,It’s MyHeart★
I Can’t Tell Lie★
Easter Parade
Let’s Say It with Firecrackers★
Song of Freedom
Plenty to Be Thankful For
Oh,How I Hate to Get Up in the Morning

その他情報

  • アステア映画では珍しく、最後にアステアの恋が実らないストーリーである。まあ、ビングが主役だから仕方ないか
  • リンダとジムが作ろうとする「週末だけ働いて食っていく職場」は、原案提供のアーヴィング・バーリンの夢だったらしい
  • 本作では、有名なアステアの「爆竹ナンバー」が見られる。このナンバーの撮影は二日かかり、38回の撮り直しを行った。アステアは、そのために体重が減ってしまったという
  • 爆竹ナンバーでは、あらかじめフロアにワイヤーを張り巡らせ、そこに火薬を仕込み、アステアの動きと同調して爆発させる仕掛けが必要だった。仕掛けを作るのにも、タイミングを合わせるのにも、非常に時間がかかった
  • ビングが「ホワイト・クリスマス」を初めて歌ったのは本作中である。ビング主演の映画「ホワイト・クリスマス」だと勘違いしている人がいるが、本作は1942年公開、「ホワイト・クリスマス」は1954年公開。本作の方が、12年も早い。ちなみに、「ホワイト・クリスマス」の撮影セットは、「ホリデイ・イン」のセットを再利用したものである
  • 本作では、イースター・パレードの主題歌、「イースター・パレード」が、すでに使用されている
  • ライラに逃げられたテッドが、酔っ払って踊るシーンは、リアリティを出すために、アステアは本当に飲んで踊った。全部で7テイク撮るうちに、1テイクごとにグラスを重ねていき、最後には倒れて運び出された。ちなみに、編集で採用されたのは最終テイク。へべれけである
  • マージョリーレイノルズの歌は、マーサ・ミアーズの吹き替え
  • ホテル・チェーンの「ホリデイ・イン」は、本作のタイトルにちなんで名づけられたもの
  • あのラストは、二組のカップル成立、と受け取って良いのだろうか? ジム&リンダはともかく、テッド&ライラが急激によりを戻しているのは、軽コメディといえどもご都合主義に過ぎるような……(アステア映画でこんなことを言うのは野暮なのかな)

スタッフ

製作・監督……マーク・サンドリッチ
原案・歌曲……アーヴィング・バーリン
原作……エルマー・ライス
脚本……クロード・ビニヨンベン・ホルムズザイオン・マイヤーズ
撮影……デイヴィッド・アベル
音楽……ロバート・E・ドーラン
振り付け……ダニー・デイア
衣装デザイン……イディス・ヘッド

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