バンド・ワゴン The Band Wagon

●1953.7.7 MGM
●日本公開1953 (MGM配給)

キャスト  役名…俳優名

トニー・ハンター……フレッド・アステア
ガブリエル・ジェラルド……シド・チャリス
レスター……オスカー・レヴァント
リリー……ナネット・ファブレー
ジェフリー・コルドバ……ジャック・ブキャナン
ポール・バード……ジェームズ・ミッチェル
エヴァ・ガードナー……エヴァ・ガードナー(自役自演)
ダンス・エキストラ……ベス・フラワーズ
リポーター……ドナルド・カー
駅の乗客……バート・スティーヴンズ
舞台スタッフ……リチャード・アレキサンダー

ストーリー

往年のミュージカルスター、トニーは、古い仲間のレスターとリリーに、新しい舞台の企画で呼ばれ、ハリウッドに現れる。そして、自分が忘れられた存在であることを痛感する。

レスターとリリーの企画は、トニーとガブリエル(人気バレリーナ)の二人で歌い踊る舞台。演出には、人気絶頂の演劇マン、コルドバを迎える。

稽古が始まると、コルドバの「斬新な」手法に、トニーはとまどう。
ガブリエルとも初対面から喧嘩になり、うまくいかない。しかし、やがてガブリエルと和解し、二人の仲は接近する。

初日の幕が開くと、舞台は大失敗。役者とスタッフ一同で、愚痴パーティが開かれる。
パーティで一丸となった一同は、自分達の手で、舞台を立て直し、地方まわりからやりなおし、必ずNYに凱旋すると誓う。

新しい舞台では、コルドバは演出からはずれ、一演者になる。トニーを新たなリーダーにした舞台は、「斬新」から一転し、歌い踊るミュージカル本来の楽しさを全面に出したものになる。
ショーは大成功。トニーはガブリエルの心も手に入れる。

ミュージカル・ナンバー  (★はアステアのナンバー)

  • By Myself★
  • A Shine On Your Shoes★
  • That’s Entertainment★
  • Beggar Waltz
  • Dancing In the Dark★
  • You and the Night and the Music★
  • Something of Remember You By
  • High and Low
  • I Love Louisa★
  • New Sun In The Sky
  • I Guess I’ll Have to Change My Plan★
  • Louisiana Hayride
  • Triplets★
  • The Girl Hunt Ballet★

その他情報

  • 撮影の直前、レヴァントは心臓発作を起こし、撮影中もテンションがあがらず、不機嫌だった
  • 「Louisiana Hayride」の撮影で、ナネットは足を怪我している。かなりの大怪我だったらしいが、出来上がった画面のパワフル加減は素晴らしい
  • シドの歌は、インディア・アダムスの吹き替え
  • 「Dancing In the Dark」は、アステアのベスト・ダンスとの声も多い名ナンバー
  • 脚本のコムデングリーンは、アステアが「忘れられたスター」の役に怒るのではないかと心配したらしい
  • コルドバ役は、当初クリフトン・ウエッブが予定されたが、断られた。(端役すぎる、との理由)その後、エドワード・G・ロビンソン、ビンセント・プライスの名が挙がったが、最終的には、クリフトン・ウエッブが推薦したジャック・ブキャナンが役に付いた
  • ミネリが、撮影の現場で優柔不断な態度を続けたため、アステアは、一度だけぶち切れてセットを飛び出した。アステアの、長い経歴の中で、怒ってセットを出たのはこのとき一回だけ
  • 「The Girl Hunt Ballet」は、ミッキー・スピレインのハードボイルド小説をモチーフにしている。アステアの私立探偵は、スマートでカッコイイが、どう見てもマイク・ハマーではない。アステア自身は、好きなナンバーだということである
  • 撮影上のミステイクなのかどうかイマイチ分からないのだが、地方からNYに乗り込んだアステアたち一行が、舞台の幕を開ける劇場は、電飾を見ると「Alcott theater」である。しかし、プログラムに印刷されている劇場名は、「Stratton theater」である
  • マイケル・ジャクソンのSmooth CriminalのPVは、マイケルがアステアに敬意を表したものであり、本作の「The Girl Hunt Ballet」と多くの共通点を持っている(衣装や、アクションなど)
  • 本作の、アウトテイクナンバーは、確認できる限りで「Sweet Music」「You Have Everything」「Got A Bran’ New Suit」「Two-Faced Woman」の4曲。いずれも、CDに収録されているので、聴くことは可能(こちらのCDで聴けます⇒バンド・ワゴン

スタッフ

製作……アーサー・フリード
監督……ヴィンセント・ミネリ
脚本……ベティ・コムデンアドルフ・グリーン
撮影……ハリー・ジャクソン
美術……セドリック・ギボンズプレストン・エイムズ
美術セット……エドウィン・B・ウィリス
音楽監督……アドルフ・ドイッチ
歌曲……ハワード・デューツアーサー・シュワルツ
振り付け……マイケル・キッド
ヘア・スタイリスト……シドニー・ギラロフ
カラーディレクター……ヘンリー・ジャッファ
録音……ダグラス・シアラー
フィルム編集……アルバート・アクスト

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