- 1994年 MGM
- 日本公開 1994年
キャストというか……
本作は、MGMミュージカルの名場面集につき、いわゆる「キャスト」と言うべきものは無い。が、登場する主な役者たちを、ざっと挙げてみる。
フレッド・アステア、ジーン・ケリー、フランク・シナトラ、エレノア・パウエル、ジョーン・クロフォード、ジンジャー・ロジャース、ジューン・アリスン、ジャック・ヘイリー、クラーク・ゲーブル、ミッキー・ルーニー、ジュディ・ガーランド、ドナルド・オコナー、エスター・ウィリアムズ、ヴェラ・エレン、ジュールス・マンシン、アン・ミラー、ジミー・デュランテ、シド・チャリス、レナ・ホーン、デビー・レイノルズ、キャサリン・ヘプバーン、バスター・キートン、カルメン・ミランダ、エリザベス・テイラーetc
「ザッツ・エンタテインメント PART3」の内容は……
前2作に続き、MGMミュージカル映画の名作・名場面・名パフォーマンスを紹介するもの。
17年ぶりの三作目だったが、MGMのお宝は全然出し尽くされてはいなかったことがわかる映画である。
特色は、未公開のフィルムが多く使用されていることと、センシティブな問題にも少々踏み込んでいること。
その他情報
- MGMは、公式に「シリーズ最後の作」と言っているので、もう「ザッツ」は作られないのだろう(でも、前言を翻してくれても、全然かまわない)
- 初めての、アステア没後の「ザッツ」。アン・ミラーが、彼の死を悼んでいる
- 「イースター・パレード」の、ホットパンツジュディのカッコいいアウトテイクナンバーが見られる
- 「バンド・ワゴン」のアウトテイクナンバー、シドの踊る「二つの顔の女」があまりに美しい。なんでこれをカットするかなあ
- 「ニューヨーク美人」の、衣装NGでアウトテイクになったアステアのダンス「I Wanna Be a Dancin' Man」が見られる
- 本作は、ジーン・ケリーが最後に出演した映画である
- 試写会には、ジンジャーをはじめとする、アステアのパートナーたちの姿が多数あった。ロビンやエヴァちゃんたちは呼ばれるものなんだろうか?
- どうでも良いが、本作は、筆者初の「封切り時にスクリーンで見ることのできたザッツ」である
スタッフ
- 製作総指揮……ピーター・フィッツジェラルド
- 製作・監督・脚本……バド・フリージェン、マイケル・J・シェリダン
- 助監督……リック・ロンデル
- 音楽……マーク・シェイマン