●1950.7.12 MGM
●日本公開1954(MGM配給)
キャスト 役名…俳優名
バート・カルマー……フレッド・アステア
ハリー・ルビー……レッド・スケルトン
ジェシー・ブラウン……ヴェラ・エレン
アーリーン……アーリーン・ダール
チャーリー……キーナン・ウィン
カーター……グローリア・デ・ヘヴン
ヘレン……デビー・レイノルズ
テリー・ローデル……ゲイル・ロビンス
ステージマネージャー……ドナルド・カー
野球選手……ハリー・ルビー
ナイトクラブのダンサー……バート・スティーヴンズ
観衆の一人……ケナー・G・ケンプ
ストーリー
バートは、ダンサーにして作詞家、脚本家。ジェシーは、バートのダンスパートナー。二人は、仕事のだけのパートナーではなく、恋人でもある。
しかし、ある日、バートが足を痛め、踊れなくなってしまう。
ジェシーは、バートに結婚して欲しいと言うが、ダンサーの仕事ができなくなったことを理由にバートはそれに応じず、怒ったジェシーは、バートの元を去る。
バートは、作詞の仕事をし、ハリーと組んで曲を作る。やがて、二人の作った曲は大ヒット。
バートはジェシーの舞台を見に行き、よりを戻し、二人は結婚。ハリーも、ハリウッドスターのアーリーンと結婚し、二人で名曲「Three Little Words」を創作する。
ミュージカル・ナンバー (★はアステアのナンバー)
Where Did You Get That Girl?★
She's Mine All Mine
Mr.and Mrs.Hoofer at Home★
My Sunny Tennesee★
So Long-Oo-Long★
Who's Sorry Now
Come On Papa
Nevertheless★
All Alone Monday
You Smiled at Me
I Wanna Be Loved by You★
Up In the Clouds
Thinking of You★
Hooray for Captain Spaulding★
I Love You So Much
You Are My Lucky Star
Three Little Words★
その他情報
- 本作は、実在の歌曲チーム、バート・カルマーと、ハリー・ルビーの伝記的物語である
- 本作は、アステアお気に入りの一本である
- 本作では、アステアの演じる奇術を見ることができる
- 個人的な意見だが、物語の中盤で、「バートとジェシーのコンビを復活させるよりも、バートとハリーのコンビを継続させることを選ぶ」シーンがあるが、アステアのダンススキルが高すぎて(しかも、けがを乗り越え、再び踊ろうとするシーンのアステアがとても魅力的なのだ)、なぜダンスコンビを優先させなかったのかに、やや説得力がない気がする
- アステアは、ボードヴィル時代に、カルマー、ルビーの二人と面識があった。
- ルビー本人が、野球選手の役で特別出演している
- ベラ・エレンの歌は、アニタ・エリスの吹き替え
- デビー・レイノルズの歌は、ヘレン・ケイン本人の吹き替え
- 本作は、「アステアとスケルトンの映画」である。決して「アステア映画に、二番手としてスケルトンが呼ばれた」のではないことは、見た人間には明らかにわかる
スタッフ
製作……ジャック・カミングス
監督……リチャード・ソープ
脚本……ジョージ・ウェルズ
撮影……ハリー・ジャクソン
美術……セドリック・ギボンズ、ウーリー・マックリアリー
美術セット……エドウィン・B・ウィリス
音楽……アンドレ・プレヴィン
歌曲……バート・カルマー、ハリー・ルビー
振り付け……ハーミズ・パン
カラーディレクター……ヘンリー・ジャッファ
録音……ダグラス・シアラー
フィルム編集……ベン・ルイス