作家、評論家、コラムニスト。(1932.12.12~ 東京生)
早大文学部英文学科卒。
編集者経験もあり、TVに出演してタレント業もこなし、芥川賞候補にもなる多才な人。
映画やミュージカルに造詣が深く、映画関係のコラム多数。鋭い映画評は、小林ファンでなくても信頼する人が多い。
アステアを高く評価し、しばしばコラムに取り上げている。技術の高さはもちろんのこと、タレントとしての個性もすぐれていると絶賛しておられる。
かつて、週刊文春に、「小林信彦が選ぶ 20世紀の映画100本」というものが発表されたことがあり、その中には、
16位 トップ・ハット
46位 イースター・パレード
59位 バンド・ワゴン
が、選ばれていた。完全に、「王道」のセレクトである。
あるとき、小林氏は「スイング・ホテル」のビデオを入手し、色川武大に送ったところ、「これは持っているので、談志に送ってやります」と言われたとのこと。
●代表作(小説 特に記載の無いものはアステアに関わりません)
「夢の砦」
「悲しい色やねん」
「ぼくたちの好きな戦争」(アステアを知らないと分からない部分あり)
「怪人オヨヨ大統領」
「唐獅子株式会社」
「紳士同盟」
●代表作(映画コラム)
「映画が目にしみる」
「ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200」
「われわれはなぜ映画館にいるのか」