トップ・ハット Top Hat

●1935.9.6 RKO
●日本公開1936(RKO配給)

キャスト

(役名……俳優名)



ストーリー

ブロードウエィのスター、ジェリーは、ロンドン公演のためにイギリスに滞在中、同じホテルに滞在しているデイルに一目ぼれ。部屋の中でタップダンスを踊りまくっていたアステアの騒音に、デイルが苦情を言いに来たのがきっかけ。

言い寄ってくる騒音男に、デイルはつれない態度だが、乗馬公演でジェリーと一緒に踊り、好意を抱くようになる。

しかし、ひょんなことから、デイルはジェリーのことを自分の友人マッジの夫だと勘違いし、ジェリーの浮気の相手にされるところだったと思い込む。

実は、マッジ(マッジの夫はホレース)は、ジェリーにデイルを紹介しようとしていたのだが、デイルは完全に勘違いしているので、応じようとせず、以前から結婚を申し込まれていたアルベルトと結婚しようとする。
結婚した(実は成立していない)二人のもとに、ジェリーは乗り込み、誤解を解いて、デイルと結ばれる。

ミュージカル・ナンバー

(★はアステアのナンバー)

その他情報

  • 登場シーンの「クラブ・サッカレー」から、ホテルで眠るまでの間、アステアの胸についているカーネーションの色が、多分ピンクだと思われる。(白黒なので、推測だけど)大抵は「白カーネ」を使うので、ちょっと珍しい
  • マッジがデイルをむかえるときに、カフェで注文している飲み物=ホーセス・ネック(horse’s neck)とは、こういうもの
  • 運河は、もちろんロケではなく、セットの中に作られたもの。水を黒く染めているそうだが、底が見えないようにするためかな?
  • 本作の、ジンジャーのソロの楽曲として、「Get Thee Behind Me,Satan」が用意されたが、使用されず、後に「艦隊を追って」ハリエット・ヒリアードの曲として使用された
  • Cheek to Cheekのダンス中、ジンジャーの衣裳に使用されたオストリッチのフェザーが、前が見えなくなるほど飛び散り、撮影が中断。(アステアいわく、「鶏がコヨーテに襲われたみたいだった」)アステアはぶち切れ、ジンジャーは泣き出し、現場の空気は最悪になった。衣裳係は、羽の一つ一つを縫い付けるさせられるはめになった。この一件以降、アステアはダンスパートナーの衣裳を、事前にチェックするようになった
  • 「羽事件」は、「トップハットの現場でブリザードが起こっている」との噂を呼び、撮影所中から野次馬が見に来た
  • 最悪な「羽事件」にも関わらず、出来上がったCheek to Cheekのできばえは素晴らしく、アステア&ロジャースコンビのダンスの中でも、最高クラスの人気を誇る
  • 「羽事件」のあと、アステアと振り付けのハーミズ・パンは、Cheek to Cheekの替え歌で「フェザー、フェザー」と歌ってジンジャーをからかったらしい
  • 「羽事件」の後、アステアはしばらくジンジャーを「ジンジャー・フェザーズ」と呼んでいたらしい
  • 製作経費:62万ドル
  • 全米の興行収入:300万ドル超
  • 本作の、バーリンのギャラ:10万ドル
  • 1935年第8回アカデミー賞:作品賞ノミネート、主題歌賞ノミネート、美術賞ノミネート、ダンス監督賞ノミネート

スタッフ

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