※いわゆる「舞台」とは言えないかもしれませんが……ステージには違いないので舞台カテゴリに入れました
ハリウッド戦時公債カヴァルケードとは、1943年に行われた、多数のハリウッドスターによる戦争公債の購入を促す公演ツアーのこと。
アステアは、軍の慰問や公債の宣伝は、自ら望んで熱心に行っているが、それらの活動の中で大規模だったものの一つ。アステア曰く、「ベン・ハー以来の大企画」。
アステア出演のパートはもちろん、ダンスと歌である。
この公演では、ワシントンDCから出発し、サンフランシスコまで、21日間にわたって各所を回った。
ツアー参加者の一部を下の項に挙げるが、スター勢ぞろいであって、ベン・ハー以来というかベン・ハー以上である。
公債を売ることが目的のツアーなので、公債を買うとこの公演を見られるのだが、とにかくウケが良く、連日大ヒットの舞台に出ているようだったという(豪華キャストなので当然と言えば当然)。
エンターテイナーの集団は、移動中の車内でも盛り上がっていて、戦時中にもかかわらず、アステアにとっては忘れがたい楽しい日々だったようだ。