●1976年公開 ゴールデン・フィルムズ
●日本未公開
キャスト 役名…俳優名
- ラッキー・ヴィンセント……ジェームズ・フランシスカス
- ジャスティン……バーバラ・エデン
- ダニエル・ヒューズ……フレッド・アステア
- ソリー……ジャック・カーター
- サムソン……ビリー・バーティ
ストーリー
ギャンブラーのラッキーは、ギャングに借金をして追われ、殴り倒されているところを、ダニエルと5匹のドーベルマンに救出される。ダニエルはキャンピングカーに住み、犬を警備犬に育てようとしており、独自の指令システム(一見リモコン風で、トランシーバーみたいな役割も果たすらしい)を考えて、犬を訓練していた。
ダニエルと別れたラッキーは、サーカスのアクター、サムソンにヒッチハイクで拾われ、サーカスに一時身を寄せることになる。ラッキーは、馬の曲乗りをするパフォーマー、ジャスティンに好感を持つ。
サーカスにダニエルの犬たちを出演させたらどうかと思いついたラッキーは、再びダニエルのキャンピングカーを訪ねる。
ラッキーは、ダニエルとともに、犬の演目を考え出し、高度に訓練されたドーベルマンたちは、見事にそれを演じて喝采をあびる。
ジャスティンと親しくなっていくラッキーだが、返していない借金の取り立てに、ギャングたちがたびたびやってくる。いっこうに金が回収できないため、ついにギャングはジャスティンを人質にとって、ラッキーにむりやり強盗の片棒を担がせる。
ラッキーの危機を察知したダニエルは、犬たちを使ってギャングの車からラッキーを救出。ラッキーは単身ジャスティンを助け出しに行くが、ギャングとつながりのある借金踏み倒しギャンブラーであることを知られてしまい、ジャスティンと別れのキスを交わす。
その他情報
- ドーベルマンギャングシリーズの第三作
- 日本でDVDは発売されていない
- アステアは主役ではない。主役はフランシスカス
- アステアの犬愛と、犬の扱いが身についていることが良くわかるシーン満載(管理人は犬が苦手なので、逆に他人の「犬愛」が分かります)
- サーカスの演目、犬の消防士さんは、本当にステージにかけられると思う
- ラッキー奪還作戦を決行するアステアは、黒いサングラスをかけて淡々とリモコン(?)を操作し、強奪超特急のペドリーよりもよっぽどスパイっぽい
- ダニエルの居住しているキャンピングカーは、米トヨタ製のシヌック
- 映画館ではどうだったのかわからないが、私の見た版は、映画のオープニングクレジットには、アステアの名前が無い。ただし、エンディングには、主役のフランシスカスを差し置いて、真っ先にアステアの名がクレジットされている
- 私は、字幕なしで本作を見たので、ちゃんと理解しているか今でも疑わしいと思っています(本作は、世間的には「駄作」扱いなのだと思う。しかし、なぜか私は個人的にはこの映画が嫌いではない。他愛ない映画だ、とは思うが、よくない映画だとは思っていない。犬も大嫌いなので、私の好きになる要素がとぼしいはずなのに、ちょっと気に入っているということは、作品自体に魅力があることが否定できない作品なのだと思う。悪くない映画だと言い続けることにしよう)