●1943.7.13 RKO
●日本公開1947 (RKO提供 CMPE配給)
キャスト 役名…俳優名
- フレッド・バートン……フレッド・アステア
- ジョーン……ジョーン・レスリー
- ハリソン……ロバート・ベンチリー
- レッグ……ロバート・ライアン
- フィッシャー夫人……エリザベス・パターソン
- ジャクソン……エリック・ブロア
- コロニアル・クラブ・オーケストラ
- フレディー・スラック・オーケストラ
ストーリー
空軍パイロットのフレッドは、中国で手柄を立て、一時休暇を許される。
NYに帰ったフレッドは、ナイトクラブで雑誌記者のジョーンに一目ぼれ。順調にジョーンと親しくなっていくが、雑誌社の社長ハリソンが、以前からジョーンに求婚していることを知ってしまう。
立派な経営者であるハリソンと、すぐ軍隊に帰っていく自分を比べ、自分が身を引くのがジョーンのためだと考えたフレッドは、わざとジョーンに嫌われ、一人旅立とうとする。
しかし、出発の日、記者の仕事で、空軍の飛行場に撮影に来たジョーンとフレッドは再会し、愛していると告げる。フレッドは、ジョーンに「必ず帰って来る」と約束して、戦地に旅立っていく。
ミュージカル・ナンバー (★はアステアのナンバー)
- My Shining Hour★
- A Lot In Common with You★
- One for My Baby★
- Three Little Words
- Can't Get Out of This Mood
- I Get the Neck of the Chicken
その他情報
- アステアの役名が「フレッド」のため、「あなた何者なの?」みたいな問いかけに、「僕? ジンジャー・ロジャースの相手役だよ」という、とんでもない楽屋落ちの台詞がある
- アステアの「単独の振り付け」は珍しい。本作と、「結婚泥棒」だけである
- ジョーンの歌は、サリー・スウィートランドの吹き替え
- 本作のアステアの「固定給」は10万ドル。これは、アステア&ロジャースの時代よりも少ない。(固定給のほかに収益の何%かがアステアに入る契約となっている)
- 撮影時、ジョーンはわずか17歳だった。(それにしてはすごい貫禄だ)アステアは、初めて「パートナーのハイスクール終り待ち」を経験した
- 本作では、アステアのスネークダンスが見られる。(そんなもの踊っちゃダメだよフレッド!)嫌々踊っているのに、踊っているうちにそこそこノッてくるところが面白い
- 「One for My Baby」で、アステアは酔ってバーのグラス類をめちゃくちゃに壊すシーンを演じたとき、ガラスで足首を切ってしまった
- グラスを壊すシーンに対して、「戦時中に物を大切にしないのは不謹慎だ」との投書があった
スタッフ
製作……デイヴィッド・ハンプステッド
監督……エドワード・H・グリフィス
脚本……フランク・フェントン、リン・ルート
撮影……ラッセル・メティ
音楽……リー・ハーライン
歌曲……ハロルド・アーレン、ジョニー・マーサー
振り付け……フレッド・アステア