●1969.5.15 S・J・セリッグマン・プロ
●日本公開1971(松竹映配)
キャスト 役名…俳優名
ペドリー……フレッド・アステア
ウォーデン……リチャード・クレンナ
シルヴィア……アン・ヘイウッド
ウィスター……ロディー・マクドウォール
ヘンショウ……ラルフ・リチャードソン
副操縦士……フレデリック・アステア(フレッドjr)
ストーリー
ペドリーは、長年イギリス諜報部の高官として勤めたにもかかわらずナイトの称号を与えられないことが不満。そのため国家に恨みを持ち、政府から金塊を奪うことを計画する。
計画のために、シルヴィアとウォーデンを仲間に引き入れ、飛行機で輸送される金塊を強奪することに成功する。
強盗大成功でめでたしめでたし、と思いきや、ペドリーの思惑は「もっと大きな成果」を挙げることにあった……(一応、ハッピーエンドでいいのかな? 戦車まで出てきたけど誰も死んでないし。美男美女カップルも出来上がったし。大いに人の迷惑にはなったけど)
その他情報
- 映画がアステアウォークから始まるのが、アステアファンにはうれしい
- 雨傘を持ってロンドンを歩くアステアが道を横切るときに、なんかフレッドにロックオンされたみたいでうれしい
- アステアwith老眼鏡が拝める
- アステアが、スパイ組織のえらい人には、全然見えない。でもかっこいい
- ペドリー役には、ジェームズ・メイソンも候補に挙がっていたという。アステアで一度見てしまうと、メイソンでは役不足のような気がしないでもない。が、フレッドとは違うペドリー像が作られ、それはそれで良かったのかもしれない
- アステアファンとして見るからなのかもしれないが……あのベッドシーンは長すぎやしないだろうか
- フレッド・ジュニアが、チョイ役で出演している。わずかながらセリフもあり、父フレッドとの絡みもある
- 本作で金塊輸送を担う航空会社は、インビクタエアライン。チャーター機専門の会社だった。使用機体はG-ASEN
- 最後のシルクハット姿のフレッドがステキ
スタッフ
製作……レイモンド・ストロス
監督……アルフ・チェリーン
製作総指揮……セリッグ・J・セリッグマン
原案……バーン・ギラー
脚本……ジェームズ・ブキャナン、ロナルド・オースティン
撮影……ケン・ヒギンズ
音楽……エルマー・バーンスタイン
編集……フレドリック・スタインカンプ
●本作は、現状では、国内でビデオ、DVDの発売はされていません。(2010年現在)
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