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「アステアの声」が説明できない

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私は普通、アステアの声を、少なくとも一日に一回は聞く。一度も聞かない日は、年間で片手以下だと思う。

で、その「アステアの声」を知り抜いているはずの私は、今日人に「アステアの歌声」のことを聞かれてハタと困ってしまった。
「どんな声か」
と聞かれて、どう答えていいものやら分からない。知りすぎて、説明できないのである。自分の兄貴の声を説明しろと言われても困るような感じに似ている。

私は、アステアの声は非常に好きだ。しかし、
「美声なのか」
と言われると、
「どうなんだろう?」
という感じだ。私は好きだけど、世間一般にも「美声」かどうか、あんまり分からない。

自信を持って言えるのは、「悪声では絶対にない」ということである。じゃあ、個性の無い声か?と追求されるなら、
「いや! そんなことはない」
と言いたい。個性なくして、あれほどの曲数を歌うエンターテイナーでいることは難しかったろう。
(※アステアファンの中には、「フレッドは美声だ」と言い切る人もたくさんいます)

私は、個人的には、アステアは甘いラブソングを歌っている声が好きだ。そして、何気ない自然なトーンで話す声が好きだ。
若い頃の声と、年を重ねてからの声では、RKO映画を繰り返し観てしまったせいか、30代の頃の声の方が好きである。

しかし、なにぶんアステアの声は、私の日常でありすぎるので、高いのか、低いのかも、今日まであまり意識してこなかった。
……やや高い声、というべきなのかな?(低くはないよね)

変な言い方だが、アステアの声は、彼の顔と、演技と、ダンスにマッチしていると思う。私にいわせれば、「トータル的にバッチリな声」だ。
アステアの声は、「まだ見ぬアステアの踊り、まだ聞かぬアステアの声」に憧れを募らせていた私の期待を裏切らなかった。それだけでも100点である。私は、大きな大きな期待を持ってアステア映画に対面したのだから(あんな大きな期待をしたら、普通は少しくらいがっかりするものなのだ)。
私にとっては、アステアの声は、聞きやすく、心地よく、いつまでたっても恋しい憧れの声である。

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