ノエル・カワード Noel Coward

イギリスの俳優、作家、脚本家、作詞家、作曲家、演出家、映画監督。(1899.12.16~1973.3.26 英生)
上記のように、多くの肩書きを持った多才な人だが、どの分野でも、洒落てユーモラスで、洗練された独自の美学を貫いた。

アステアの舞台、スマイルズの原作者。アステアと知り合ったのは「スマイルズ」よりも早くからで、1921年の、ラヴ・レターの公演中に、カワードが舞台裏のアステアを訪ねている。「スマイルズ」を見たカワードは、アステアにロンドン公演を勧めた。後に、ストップ・フラーティングでロンドン公演が実現したとき、カワードは自分のことのように喜んだ。

イギリスの粋人カワードと、アメリカの粋人フレッド・アステアが、同じ舞台に立ったことがあればさぞや面白かっただろうという気がするが、二人は舞台でも、映画でも共演したことはない。しかし、お互いの舞台にアドバイスしあう関係だった。

実は今気がついたのだが、アステアとカワードは、同じ年に生まれている。正直、私はちょっとびっくりである。なぜなら、カワードの方が「ずっとずっとオジイ」だと思っていたのである。どうもこれは、完全に二人の見た目の感じと、カワードの方が早く亡くなったことで、そう思い込んでいたものらしい。
アステアとカワードには、同じ年に生まれたこと、幼い頃から舞台にデビューしたこと、余裕のあるユーモア、粋の追求など、重なる要素が多い二人である。

舞台スマイルズ以降、カワードとアステアの間には、どの程度のつき合いがあったのだろうか。二人が「非常に親密だった」とは聞いたことが無いと思うのだが、それなりの交友関係にはあったのかもしれない。アステアの自伝のタイトルを付けたのは、意外にもカワードなのだ。

●代表作(映画出演作)
「80日間世界一周」

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