アステア関連人名事典

メアリ・ピックフォード Mary Pickford

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女優、脚本家、プロデューサー。(1892.4.8~1979.5.29 カナダ生)

6歳で、ボードヴィルでデビュー。その後、ブロードウエイを経て、映画界に入った。

小柄ながら、可憐な美女で、サイレント時代を代表する女優の一人である。愛らしい系のルックスで大衆を魅了したメアリは「アメリカの恋人」と呼ばれた。

しかし、メアリはルックスに似合わずしっかり者で、自身のプロダクションの創設、映画配給会社の設立などを成功させ、女優を引退した後にも、プロデューサー業を手がける手腕を発揮している。

アステアと、メアリに、映画の共演作は無い。しかし、1915年(アステア16歳)の段階で、すでに面識があり、アステアとアデールの二人が、メアリの「Fanchon, the cricket」の撮影現場を訪問したことがあったそうである。
この「Fanchon, the cricket」に、アステア姉弟がゲスト出演したとか、しなかったとかいう噂があり、私は長年「顔見せ出演くらいしたのではないか」と思っていたのだが、どうやら「出演なし。見学しただけ」が正しい情報らしい。結構ちゃんとした資料にも、「アステアの初出演映画は、ピックフォード映画だ」と載っていたりするので、実は今でも半信半疑である。
まあ、断言できるのは、「巡業時代のアステアは、すでに銀幕の大スターに相手にしてもらえるタレントであった」ということである。

●代表作
「小公女」
「じゃじゃ馬ならし」

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