アメリカのダンサー、女優。(1917.2.21~1996.4.16 米NY州生)
7歳からバレエのレッスンをはじめ、後にでブロードウエイにデビュー。基礎から叩き込まれたダンステクニックと、お姫様的美貌、立ち居振舞いの美しさで、非常に期待されたミュージカル女優だったが、映画界では4年ほどしか活躍せずに引退してしまった。
アステアとの共演は、「ヨランダと泥棒」、「ジーグフェルド・フォーリーズ」の2本(「ジーグフェルド」では、アステアとコンビで踊っている)。
ルシルの引退については、「ヨランダ」「ジーグフェルド」の二作が、連続して興行的に失敗したことが大きく影響していると言われる。どちらもアステアとの共演作であるので、別にフレッドのせいではないのだが、アステア・ファンとしては「なんかすんません」と言いたくなってしまう。
ルシルは、ダンスは優れていたと思う。そして、踊っていないときよりも、踊っているときの方がオーラが輝いていた。もしも、本当に失意で辞めたのだとすれば、惜しいことだったと思う。
【代表作】
「若草の頃」