アン・ミラー Ann Miller

アメリカのダンサー、女優。(1923.4.12~2004.1.20 米テキサス州チレノ生)
本名 Lucille Ann Collier。

長い足を生かした、ダイナミックなダンスを華麗に踊るタップの名人。高速タップは一見の価値がある。
ダンスと親しむきっかけは、骨の病気の治療のため、足の運動として始めたもの。治療の一環だったダンスに、いつしかのめりこみ、幼い頃からステージで踊った。憧れのダンサーは、エレノア・パウエルだった。
13歳のときに、RKOと契約。(一説によると、彼女を見い出したのはルシル・ボールだという)しかし、このときには、「18歳」と、逆サバを読んでいた。
ミュージカル映画が廃れてからは、主に舞台で活動。77歳まで舞台に立ち続けた。生涯で、3回結婚している。

アステアとの共演は、「イースター・パレード」のみ。(同じ映画に出ているという意味では、ザッツ・エンタテインメントのシリーズや「ザッツ・ダンシング」でも一緒に出ている)アステア映画で、タップを含めたソロを、何本も堂々と踊ったのは、ミラーくらいではあるまいか?
このように、技術的に確かなものがあったにも関わらず、ミラーにはなんとなく「B級」のイメージが付きまとう。どうも、あまり「上流」に見えない気がするのである。容姿も悪くないので、どこが「B級」なのか、私にもよく分からない。
もしかして、化粧のせいじゃないのか?

ミラーは、「不思議系」の話を信じる人で、心霊現象や、占星術にもこっていたらしい。どこぞで「エジプトのハトシェプスト女王の生まれ変わりです」と言われ、死ぬまでそれを信じていたらしい。
※余計な注釈……ハトシェプスト女王とは、トトメス2世の妻。ハワード・カーターにより、王家の谷で発見された王墓群の中に、彼女の墓も含まれている

●代表作
「踊る大紐育」
「キス・ミー・ケイト」
「艦隊は踊る」

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