アメリカの女優。(1919.3.2~ 米オクラホマ州生)
両親ともに役者の家に生まれ、幼いころから演技に親しんで育ち、演劇学校で出会った青年:ロバート・ウォーカーと結婚した。
夫婦で演技の道を志したが、二人とも泣かず飛ばずでいたところを、舞台のオーディションでジェニファーがセルズニックに見出される。
セルズニックの「聖処女」で、ジェニファーは無名の女優から一気にアカデミー賞女優になった。
セルズニックがジェニファーにかける熱意は大きく、後にジェニファーはウォーカーと別れ、セルズニックと結婚する。(ウォーカーはその後アル中になり、睡眠薬に頼って死にいたったが、酒におぼれたのはジェニファーとの別れが原因と言われる)
セルズニックは、何本もの映画をジェニファーでつくり、二人の絆は深かった。セルズニックの死後、ジェニファーは孤独のあまり、自殺未遂を犯している。
セルズニック亡き後、仕事にまったく恵まれなくなったジェニファーは、良くも悪しくも「セルズニックあっての女優」であった。
アステアとの共演は、「タワーリング・インフェルノ」のみ。「タワーリング」は、事実上の、ジェニファーの引退作であり、セルズニックなしのジェニファーの最高傑作と言ってもよいのではないだろうか。(大分おばさんになってるけど)
ジェニファー・ジョーンズの代表作
「聖処女」
「終着駅」
「慕情」
「武器よさらば」