アステアの、二度目の妻。(1944.8.14~ 米カリフォルニア州生)
女性ジョッキーだったが、結婚した後に引退した。
ロビンは、アステアが映画スターだとは知っていたが、出会うまでに、彼の映画を見たことは一度も無かった。理由は、ミュージカルが苦手だから。
(ロビンは、結婚後にアステア映画のファンになったそうな)
アステアとロビンの出会いは、1973年のサンタアニタ競馬場である。アステア73歳、ロビン29歳の出会いだった。(その日、ロビンの騎乗した馬が勝って、大穴馬券が出た。ちなみに、アステアも大穴を当てた一人だった)
二人きりのデートは、1976年。(初対面から3年経ってる!)そこから、ロビンの熱心なアタックで交際が進んだ。
しかし、アステアの周囲の人間は、二人の交際に大反対(そうだろうねえ)。あからさまに「君の名誉と財産が目当ての女だ」という者もいた。「迷うな」と言ったのは、パンドロ・バーマンだけだそうである。
二人がようやく結婚したのは、1980年6月24日。アステアの自宅で、ごくささやかな式だった。
ロビンが、財産目当ての女かどうかは知らないが、おかげでアステアの晩年が幸せだったことは確かなようだ。
ロビンは、生い立ちが不幸な人で、父親の愛を知らないのである。だから、多分ちょっとファザコン的な気持ちもあって、アステアを好きになったのではなかろうか。
ジョッキーだったからには、てっきり小柄な女性だと私は信じていたのだが、どうやら身長170センチらしい。目鼻立ちのくっきりした、意思の強そうな美人である。