ザッツ・エンタテイメントPART2 That’s Entertainment Part 2

●1976.5.17 MGM
●日本公開1977(CIC)

●司会
フレッド・アステア、ジーン・ケリー

●その他出演者
本作は、MGMミュージカルの名場面集である「ザッツ・エンタテインメント」の第二弾であり、前作同様、「キャスト」と言うべきものは無い。紹介される、主な役者たちを、ざっと挙げてみる。

フレッド・アステア、ジーン・ケリー、レスリー・キャロンジュディ・ガーランドミッキー・ルーニーボブ・フォッシーアン・ミラーエレノア・パウエルデビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー、ドリス・デイ、ジェームズ・キャグニー、フランク・シナトラ、ダイナ・ショア、ルイ・アームストロング、ビング・クロスビーシド・チャリスサミー・カーンetc

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「ザッツ・エンタテイメントPART2」の内容は……

前作、「ザッツ・エンタテインメント」と同様に、ミュージカルの名作を紹介するもの。異なる点は、メイン司会を、アステアとジーンがつとめること。ミュージカル以外に、名作ドラマや、名作コメディの紹介も取り入れたこと。あまりミュージカルの「歴史」には注目せずに、アステア、ケリーの活躍した時代に、かなり作品を絞り込んでいるところだろう。

「ザッツ・エンタテインメント」が好評だったので、明らかに二匹目のドジョウを狙ったのだろうが、二匹目にも関わらず、マニアが見ても十分面白い。いや、内容としては、前作よりもマニアックになっており、マニアであるほど心から楽しいので、滅多なことでは、どこからも文句が出ないという、ストライクゾーン激広の映画となった。MGMの作品資産、恐るべし。

その他情報

●アステアの司会出演は、ジーンに依頼されたもの。当初、アステアは「二匹目のドジョウは……」と嫌がったらしい。結局、ジーンに頼まれて断りきれず(ほかの監督だったら、断ったのかもしれない)、「ダンスなし」を条件に出演を承諾した。

●「ダンスなし」を条件にしたのに、本作では、アステアとケリーのダンスが見られる! 最初のリハーサルのときに、アステアが「ここで踊ろうか」と言い出したという。ダンスは諦めていたジーンとソール・チャップリンは、大喜びでその案を受け入れた。

●アステアとジーンのダンスの中で、私は一番最後のダンスが好き。

●本作では、アステアとジーンが、「ザッツ・エンタテインメント」(曲のほうの)を、何度も色々な替え歌で歌う。その中で、映画スターの名前を、二人がズラズラと挙げるのがあって、私はいつもそれを覚えようと、「ジュディ・ガーランド、レスリー・キャロン、グレタ・ガルボ、ドリス・デイ」までは聞けるのだが、このあたりから画面に引き込まれ、聞くのを忘れてしまうので、永遠に覚えられない。

●本作では、一部にアニメーションが加えられている。(ジーンが、アニメーションと踊ったことに絡めて出てくる)アニメで登場するのは、
ジーン・ケリー、ビング・クロスビー、ルイ・アームストロング、ボビー・バン、アステア&ガーランド(イースター・パレードの「A Couple of Swells」)、シド・チャリス、ハワード・キール、アステア&ケリー
である。アニメを製作したのは、ハンナ・バーバラ・プロ(日本でもおなじみ「スーパースリー」「大魔王シャザーン」「チキチキマシン猛レース」などの製作元)。

●本作が、アステア&ジーンの、最後のコンビダンスとなった。

●最後のカットで、がっちり握手する二人を撮ってくれただけで、MGMは偉い!

●本作の、イギリス・フランスでの封切り時に、アステアは現地でプロモーション活動に加わった

スタッフ

製作……ソール・チャップリン、ダニエル・メルニック
監督……ジーン・ケリー
脚本……レナード・ガーシュ
撮影……ジョージ・J・フォルシー
音楽……ネルソン・リドルハワード・デューツ
編集……バド・フリージェン、デイヴィッド・ブリューイット デイビッド・ブレザートン
タイトルデザイン……ソール・バス
美術……ジョン・デ・キュア
アニメーション……ハンナ・バーバラ・プロ

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