呑気なもんさ No Strings

作詞、作曲ともに、アーヴィング・バーリン

アステア&ロジャース映画「トップハット」のためにバーリンが書いた曲。

この曲は、独り身の男性の、お気楽生活を謳歌する心を歌った曲である。アステアは、この曲に乗って、ホテルの部屋の中を踊りまわる。30代のアステアのソロは、エレガンスでありながらも躍動美にあふれて、切れがすさまじい。
アステアがガンガン踊っていると、下の階の部屋で寝ていたジンジャーが、起きてクレームをつけに来る。

アステア「夜中になると踊りだしてしまうんです」
ジンジャー「(憮然として)……ご病気ですか?」
アステア「ええ。舞踏病」

というやり取りが粋で楽しい。
アステアは、怒るジンジャーに謝り、彼女が帰った後、床に砂を撒き、その上を柔らかいステップですべって、優しい音で寝かしつける。
このシーンは、アステア本人もお気に入りの演出だそうだ。

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