フィニアンの虹 Finian’s Rainbow

●1968.10.9 ワーナー
●日本公開1969(ワーナー配給)

●キャスト  役名…俳優名
フィニアン……フレッド・アステア
シャロン……ペトゥラ・クラーク
妖精オグ……トミー・スティール
ウディー……ドン・フランクス
スーザン……バーバラ・ハンコック
ジャッジ……キーナン・ウィン
地方検事……ライト・キング

●ストーリー
フィニアンは、三つの願いをかなえる妖精の壷を盗み、黄金の夢を求めて、娘シャロンとレインボー・バレー(アメリカ南部)にやってきた。シャロンは、この地でタバコの栽培をしている青年ウディーと出会い、恋をする。
フィニアンは、壷を土に埋めて隠している。
壷を取り返すために、妖精オグが、フィイアン親子を追って来る。オグは、壷を取り戻さないと、妖精でいられなくなり、人間になってしまうのだ。
ある日、レインボー・バレーに、この土地を買い占めようとする議員がやってくる。シャロンは、金と権力で土地を奪おうとする議員に、「黒人になってしまえ」と言うと、本当に議員は黒人になってしまった。(妖精の壷が埋まっている近くで、願い事を口にしたため)
このことから、シャロンは魔女の疑いをかけられる。
妖精オグは、レインボー・バレーで、出あったスーザンに一目ぼれ。スーザンが聾唖であることを知り、「口がきければいいのに」と言うと、すぐにそのとおりになる。(またまた壷の力。これで、願いが二つまでかなった)
シャロンは魔女裁判にかけられ、ピンチ。そこへ、壷を持ったフィニアンが現れ「議員よ、白人にもどれ」。すると、議員は元通り白人になり、シャロンは解放される。
三つの願いをかなえ、壷の力はなくなり、オグは人間になるが、そばにはスーザンが寄り添う。
魔法の消えた壷を抱え、フィニアンは、新たな虹を求めて旅立つ。

●ミュージカル・ナンバー (★はアステアのナンバー)
This Time of the Year
How Are Things In Glocca Morra?
Look to the Rainbow★
If This Isn’t Love★
Something Sort of Grandish
That Great Come-and-Get-It Day
Old Devil Moon
When the Idle Poor Become the Idle Rich★
When I’m Not Near the Girl I Love
Rain Dance
The Begat

●その他情報
・コッポラ監督の、初のミュージカル作品である。
・アステアの、最後のミュージカル主演作品である。
・本格的なミュージカル「絹の靴下」から、11年ものブランクがあり、ファンが見ても、さすがに「以前とは違う」ことが見て取れる。(でも一流であることに変わりない!)
・ストーリー的に、仕方ないのだろうが、アステアに「カッコイイダンス」が無い。ちょっと悲しい。(楽しいダンスはあるけどさ…)
・しかし、アステア自身は、「ロマンチックなナンバーが無くて幸いだった」と語っている。
・アステアは、全編アイルランド訛りで芝居している。
・コッポラの使っていたスタッフの中に、ジョージ・ルーカスが含まれていた。
・コッポラは、本作を失敗と思っているようだ。
・本作が、レインボー・バレーのシーンからスタートすることに、アステアは反対だった。アステアは、アイルランドのシーンから入れるべきと主張したが、予算の関係で容れられなかった。
・当初、「フィニアン役に踊りは無し」の予定だったという。(じゃあ、なんでアステアに頼むんだ?)アステアは、スタッフを説得し、自らの踊りを入れたのである。

●スタッフ
製作……ジョセフ・ランドン
監督……フランシス・フォード・コッポラ
原作・脚色……エドガー・イップ・ハーバーグフレッド・セイディー
撮影……フィリップ・ラスロップ
歌曲……バートン・レイン、エドガー・イップ・ハーバーグ
振り付け……ハーミズ・パン
衣装デザイン……ドロシー・ジーキンズ

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